月彩 Tsukisai...*

歳時記・旧暦・季節暦・美し和言葉・暮らし雑学…☾*

二月 如月(きさらぎ) 季節の暦

二月の生活暦

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和名 如月(きさらぎ)
英名 February, Feb.
ラテン語の「浄み」の月(きよみのつき)である「Febrearius」からとりました。
昔、この月の10日に「罪を浄める祭事」を行ったことに由来します。
誕生石 アメシスト(紫水晶)
誕生花 マーガレット 梅 フリージア

異名
いんしゅん(殷春)、うめみづき(梅見月)、きさらぎ(如月・衣更月)
けんうづき(建卯月)、ちゅうしゅん(仲春)、なかのはる(仲の春・中の春)
はつはなつき(初花月)、ゆききえつき(雪消月)、ゆきげしづき(雪消月)
れいげつ(麗月・令月)、をぐさおひつき(小草生月)

時候の挨拶(2月・如月)

〇改まった手紙
立春、向春、早春、春浅、春雪、春寒、晩冬、残雪、
雪解、余寒、残寒、厳寒、梅花、紅梅、梅月、梅鴬、中陽、節分、寒明け、
(上記を使用する場合は「~の候」「~のみぎり」「~の折」のいずれかを繋げる)

余寒厳しき折柄
春寒ややゆるみ
寒気は冴えかえり
余寒なお去りがたき折から
立春とは名のみの寒さ
三寒四温の時節
暦の上に春は立ちながら

〇親しい人への手紙
春の陽気が待ち遠しい今日この頃
雪解けの水もようやくぬるみ
梅便りが聞こえる今日この頃
冬の名残りがなかなか去らず
鶯の初音が聞かれる頃となりました
いくらか寒さも緩み
寒さの中にも春の足音が聞こえてきます

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日本では旧暦2月を如月(きさらぎ、絹更月、衣更月と綴ることもある)と呼び
現在では新暦2月の別名としても用いる。
「如月」は中国での二月の異称をそのまま使ったもので
日本の「きさらぎ」という名称とは関係がない。

「きさらぎ」という名前の由来には諸説あります。
旧暦二月でもまだ寒さが残っているので
衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」
草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」
前年の旧暦八月に雁が来て、更に燕が来る頃であるから「来更来(きさらぎ)」
陽気が更に来る月であるから「気更来(きさらぎ)」
他に梅見月(むめみつき)、木目月(このめつき)等の別名もある。
旧暦二月は新暦では3月ごろに当たり、梅の花が咲く時期。

2月の季語

2月は季語が少ないが俳句の上では春の季語が多い。

立春、寒明、初春、早春、春浅し、睦月、旧正月、二月礼者、
ニの替、絵踏、初午、針供養、奈良の山焼、 雪解、雪しろ、
雪崩、残雪、雪間、凍解、氷解、薄氷、沍返る(いてかえる)、
冴返る、春寒、余寒、 春の風邪、春時雨、猫の恋、白魚、
公魚(わかさぎ)、鰔(さより)、野焼く、焼野、山焼く、
末黒の芒(すすき) 麦踏、木の実植う、猫柳、片栗の花、雛菊、
春菊、菠薐草(ほうれんそう)、蕗の薹(ふきのとう)、水菜、
海苔、獺の祭、鳴雪忌(2月20日、内藤鳴雪翁の忌日)、梅、梅見、
盆梅、紅梅、黄梅、鶯(うぐいす)、下萌、いぬふぐり、菜種御供、
磯竈、若布(わかめ)、バレンタイン、義仲忌、実朝忌、比良八講

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手紙の冒頭で「立春とは名ばかりのきびしい寒さですが…」
といった時候のあいさつを見受けます。
二月は、暦の上では春ですが、まだ寒さが身にしみる季節です。
しかし陰暦の名称の如月は、陽気が良くなりつつも寒さが残り
衣(きぬ)を更に着るので「衣更着(きさらぎ)」
時気が更に発達して来る「気更来(きさらき)」
春に向かい草木が更に芽吹き始める「生更来(きさらき)」
などの意味があるといわれます。
新暦では寒い二月も陰暦の二月は現在の三月頃ですから
そのような表現も的(まと)を得ております。

日本で現在の太陽暦の使用開始は明治六年からで
それまでの基本は月の満ち欠けで日を読む暦法でした。
でも、月が基準では日付と季節とのずれが生じます。
そこで正確な季節をあらわす指標として考え出されたのが
太陽の運行を基に一年の長さを二十四等分した二十四節気です。

二十四の節気は年毎に微妙に違いますが、その季節にふさわしい
春分、夏至、秋分、冬至といった名称を付け、日付と季節とを一致させました。

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立春の前日が節分です。
節分は四季を分ける日で、かつては立春、立夏、立秋、立冬の四回ありました。
それが立春から年が始まるという考え方から、いつの間にか
節分といえば年が変わる春の節分になりました。
すると節分が一年最後の大晦日になります。
“豆まき”の行事は中国から伝わった追儺(ついな)の儀式と
平安時代に行われていた方違(かたたが)えの豆打ちに由来します。
追儺は「鬼やらい」「鬼走り」「厄落とし」などと呼ばれます。
中国では二千年以上も前から季節の変わり目に疫病や災害
邪気をもたらす鬼を追い払う儀式があり
八世紀初めに遣唐使が日本に伝えました。

節分は、冬ごもりの暗い気分を一掃し、希望にあふれる春を
迎えたいという庶民の願いが一つの習俗になったと言えます。
また、二月最初の午(うま)の日に、全国的に
稲荷社を祀る初午の行事があります。
これは農作物の豊作祈願が稲荷信仰と結びついたお祭りです。

せつぶん・せちぶんと呼ばれる「節分」は
二十四節気の「立春、立夏、立秋、立冬」の各季節の
始まりの前日のことを指していました。
「節分」とは、節を分ける・季節を分けるという意味があるのです。
江戸時代以降は、特に立春の前日を指して呼ぶようになり
雑節の一つとされています。

二十四節気の、小寒から立春までとされる
大寒の最後の日でもあるため、寒さはこの日あたりが
一番厳しいとされてきました。
季節の変わり目には「邪気・鬼が生じる」と信じられていて
それを追い払う「悪霊払い」の行事が行われます。
節分の日付は毎年「2月3日」ですが、この日付は
1985年から2024年までに限られているそうです。
複雑な話はとても難しいのですが、節分の日付は数十年で
少しずつ変わるらしいですが、立春の前日と言うことでの位置は変わりません。
間接的には天体の運行と、厳密には標準時とも関連するようですが
日本以外の世界の国々には「節分を祝う風習がない」ため
「旧正月」のように日付の違いで話題にはならないようです。
と言うことは、「節分」とは日本特有の行事だということになります。

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立春
昔よりとっても大切にされてきた日です。
立春は冬と春の分かれる節目の日である「節分」の翌日で
「寒さがあけて春に入る日」いわば春の初日です。
立春を基準に様々な決まりや節目の日があるのを知ってますか。
春…立春から立夏の前日までを言います。冬至と春分の中間にあたります。
この頃、暖かい地方では梅の花が咲き始めます。

八十八夜…立春から数えて88日目のことです。
この日に摘んだお茶の葉は霜をかぶらないため
高級な茶葉であると言われています。

二百十日…立春から数えて210日目のことです。
この日は台風が襲来する可能性が高く、農家の人々にとっては
厄日だと言われています。

二百二十日…立春から220日目のことです。
二百十日と同じく、台風が襲来する可能性の高い日とされています。
現在は二百十日よりも二百二十日に台風が来ることのほうが多いようです。

立春の早朝、禅寺では厄除けのために門に
「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣があります。
この文字は、縦書きすると左右対称になり
一年間災難にあわないというおまじないです。

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節分(せつぶん)
立春の前の日(2015年は2月3日)
本来、節分というのは立春・立夏・立秋・立冬の
前の日のことを指しますが、旧暦では、立春の頃が一年の始めとされ
最も重要視されていましたので、節分といえば、一般的に立春の前の日
を示すようになりました。立春を新年とすると、節分は大晦日にあたります。
そのため、現在でも節分のことを「年越し」という地方もあります。
※旧暦の元日は立春の頃で、立春の日とは限りません。
節分に行われる豆まきは、追儺(ついな)という宮中行事と
寺社が邪気を祓うために節分に行っていた
豆打ちの儀式が合わさったものといわれています。
※豆まきの時「鬼は外。福は内」と唱えますが
浅草寺では、観音様の前に鬼はいないということから
「千秋万歳福は内(せんしゅうばんざいふくはうち)」といいます。
他にも「鬼は外」と唱えない寺・神社・地域があります。

土用(どよう)
土旺用事(どおうようじ)の略。 
土用というと夏を思い浮かべる方も多いと思いますが
土用は各季節にあります。陰陽五行説で、春・夏・秋・冬を
それぞれ木・火・金・水とし(余った?)土を
各季節の終わりの18日間に当てはめたことから
立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用といいます。
次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
一般的には立秋前の18日間の夏土用をさします。
また、この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。

2015年は
冬土用:1月17日~2月3日 (太陽黄径297度)
春土用:4月17日~5月5日 (太陽黄径27度)
夏土用:7月20日~8月7日 (太陽黄径117度)
秋土用:10月21日~11月7日 (太陽黄径207度)
最初の日を「土用入り」最後の日を「土用明け」といいます。
※上記の太陽黄径は入りの日のものです。
※入りの日によって18日間でない場合もあります。
約18日間と解釈してください。

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立春(りっしゅん)
2月4日頃(2015年は2月4日)。
および雨水までの期間。旧暦の正月の節。
太陽黄径315度
大寒から数えて15日目頃。

立春が一年の始めとされ、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっています。
八十八夜、二百十日、二百二十日も立春から数えます。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いですが、暦の上では
旧冬と新春の境い目にあたり、この日から春になります。
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなります。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた
紙札を貼る習慣があります。厄除けとして
家の鬼門にこの紙札を貼るご家庭もあります。
「寒中見舞い」は立春の前日まで。
以降は「余寒見舞い」(2月下旬頃まで)になります。

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初午(はつうま)
2月最初の午(うま)の日(2015年は2月11日)。
本来は、農作業が始まる旧暦の2月に行われていました。
711年(和銅4年・奈良時代)のこの日に、稲荷社の本社である
京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。
この日をしのび、伏見稲荷大社をはじめ、愛知の豊川稲荷や
佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で
盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。
また、立春を迎える2月の最初の午の日は、一年のうちで
最も運気の高まる日とされています。
※「午(うま)」は方位の南を示し、時間は正午を表わします。
この時間は太陽が最も高く上がり、一日のうちで
陽光の力が最も強まる時といわれています。餅まきが行われる地域もあります。

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雨水(うすい)
2月19日頃(2015年は2月19日)。
および啓蟄までの期間。
太陽黄径330度
立春から数えて15日目頃。

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になるという意味。
草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。
春一番が吹くのもこの頃です。しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く
大雪が降ったりもします。三寒四温を繰り返しながら春に向かっていきます。
地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると
良縁に恵まれるといわれています。

三寒四温(さんかんしおん)
寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かいということ。
これを繰り返しながら、だんだん暖かくなり、春へと向かいます。
もともと中国北部や朝鮮半島の冬の気候を表す言葉で、後に日本に伝わりました。



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