月彩 Tsukisai...*

歳時記・旧暦・季節暦・美し和言葉・暮らし雑学…☾*

「10月」(神無月)

別称
神在月(かみありづき)【出雲地方】/雷無月(かみなかりづき)
時雨月(しぐれづき)/鎮祭月(ちんさいげつ)/小春(こはる)
吉月(きちげつ)/初霜月(はつしもづき)/神有月(かみありづき)

季節 : 晩秋(ばんしゅう) ※寒露から立冬の前日まで。

aflo_joka000015.jpg

旧暦10月を「神無月(カンナヅキ)」と言うのは、日本中の神様が
縁結びの相談のため出雲の国(島根県)に集まり
他の国には神様が不在となるからだそうです。
神様が集まる出雲の国では、10月は神在月(カミアリヅキ)と呼ばれます。
実際には10月は伊勢神宮の神嘗祭(カンナメサイ)を始め
全国各地で神社の秋祭りが盛んに行なわれています。

この月、古くから、日本の神々が島根県の出雲大社に集まる
と信じられていましたので、出雲の国は「神在月」(かみありづき)
その他の神社では神々がいなくなってしまうと言うことから「神無月」
または「神去月」(かみ さりづき)と言われました。
この「神無月」が最も一般的な名称とされていますが「鎮祭月」「鏡祭月」など
神々に縁のある呼び名もつけられました。
また、十月は縁起の良い月と考えられ
「吉月」「良月」「陽月」「大月」とも名づけられました。
旧暦の「神無月」は、冬の初月とされていますが、暖かい日も多いことから
「小春」(しょうしゅん)、「小陽春」、「極陽」など穏やかな名もつけられました。

「神無月」の語源として以下のような説がありますが
いずれにしても「神無」は宛字としています。
醸成月(かみなんづき): 新穀で新酒を醸す月
神嘗月(かんなめづき): 新嘗(にいなめ)の準備をする月
神な月(かみなづき):「神の月」の意
雷無月(かみなしづき):雷のない月

aflo_jaza004018.jpg

一般には、出雲の出雲大社に
全国の神様が集まって一年の事を話し合うため
出雲以外には神様が居なくなる月の意味と言われており
出雲では神在月(かみありづき)と呼ばれますが
ただしこれは中世以降、出雲大社の御師が全国に広めた説であり
「神無」の宛字から生まれた附会であるようです。

他には、10月は雷の鳴らなくなる月から「雷無月(かみなづき)」と言うのは
江戸時代の国学者荷田春満(かだのあずままろ)の説です。
雷の発生を名古屋気象台調べますと、7~9月がピークで
10月より極端に少なくなり1月が最少となっています。
この統計から見ると「雷無月」もうなずけます。
しかし北陸、金沢気象台では夏より冬場の方が多く雷が発生しています。

「神無月」と「神在月」について
■神さまが無い月と書いて「神無月(かんなづき)」
■神さまが在る月と書いて「神在月(かみありつき)」

全く正反対の意味ですが、これは全国の八百万(やおよろず)の神様が
一部の *留守神様* を残して出雲大社(島根県出雲市)へ
会議に出掛けてしまうことに由来します。
「10月は神在月」という人は出雲地方出身の方かもしれません。

aflo_rcba004031.jpg

秋の深まりを感じる爽やかな季節。
四季のうつろいが美しい日本では
季節ごとに楽しむ習慣やならわしがあります。
あらためて楽しむことで毎日を丁寧に暮らすことの意味が見えてきます。

お米や野菜・果物の多くが実りの時期を迎える10月。
カラッと晴れる日が多い一方、一雨ごとに気温が下がると感じられることから
一雨一度ともいわれる時期でもあります。

一雨一度(ひとあめいちど)
冬から春への気候変化を「三寒四温」と言いますが
秋から冬にかけては「一雨一度」と言い、ひと雨降るごとに
1度ずつ気温が下がって、秋が深まることを表します。
低気圧が通過する時に雨が降り、その後気温が下がるためで
ひと雨降るごとに寒さが増し、野山に紅葉が始まります。

aflo_gmvb006115.jpg

寒露(かんろ)
二十四節気の一つで、十月の八日頃にあたります。
朝露を踏むと冷ややかさを感じ
次第に秋が深まっていくのを感じる季節として名付けられました。
この頃から山々の樹々の葉も寒露にあたり、紅葉し始めると言われてきました。

霜降(そうこう)
二十四節気の一つで10月23日ごろ。この日から立冬までの期間。
太陽黄系が210度のときで、露が冷気によって霜となって降り始めるころ。
楓や蔦が紅葉し始めるころ。
この日から立冬までの間に吹く寒い北風を木枯らしと呼びます。

秋晴れ
夏の猛暑が過ぎ、すがすがしく晴れわたった空を「秋晴れ」と言います。
「天高く馬肥ゆる秋」と言う言葉もあるように
春の「五月晴れ」とは、また違った気持ちよさがあると言われています。
一方「女心と秋の空」とも言うように、変わりやすい天気とあって
観測上「秋晴れ」の日は、意外に少ないとも言われています。

衣替え
日本では6月と10月に衣替えが行われることが多いです。
あくまでも習慣なので強制的に替えなければならないという訳ではありませんが
学校においては強制的に替えなければなりません。
10月1日の衣替えは夏服から冬服へとかわる日。
平安時代には天皇や公家社会で行われていた習慣で
江戸時代ごろから衣替えは6月1日と10月1日に行われるようになり
太陽暦採用後は、官公庁・企業・学校で旧暦の日付」をそのまま新暦に移行して
6月1日と10月1日に行われるようになりました。

江戸時代以前の衣替えは、四月一日から袷(あわせ)を着用し
五月五日から帷衣(かたびら)を、八月十五日から生絹(すずし)を
九月九日から綿入を、十月一日から練衣を
それぞれ着用すると定められていました。
その後、時代の流れとともに四月一日と十月一日の年二回が
衣替えとされるようになりました。

yjimage_20151001131918c3c.jpg

錦秋(キンシュウ)
山々が華やかに色づき始める晩秋を、錦織(ニシキオリ)のように美しい秋
「錦秋(キンシュウ)」と言います。深紅から朱赤、橙色、黄色と
さまざまな色に染まる秋の紅葉の美しさを
豪華で美しい織物に見立てたことから来ています。
色鮮やかな美しい織物や衣服を表す言葉
「錦繍(キンシュウ)」を用いる場合もあります。  
 
紅葉狩り
明け方の最低気温が8~9度以下になった頃、カエデやモミジ類の葉が紅葉し始め
標高の高い山の方から里の方へ色鮮やかに染まってきます。
紅葉を求めて里から野山に分け入ることを「紅葉狩り(モミジガリ)」と言います。
「狩る」という言葉にはもともと、果物を取る草木を眺めるという意味があるそうです。

紅葉(もみじ)
秋も深まってくると、緑色であった草木が、露や、湿気を含んだ寒気にあたり
赤、黄、褐色などに変化します。このことを古語では「もみつ」「もみず」と言い
これが名詞化され「もみじ」になりました。
色よく染まった草木すべてを「紅葉」と言いますが、最も一般的になったのが
「楓」(かえで)の葉で、次第に「もみじ」として親しまれるようになりました。
京都の「嵐山」、大和の「龍田川」のほとり等に、この「楓」を植林し
美しい「紅葉」の名所が生まれました。また、見事な紅葉の群生する
深山幽谷の山々に、猟師が獲物を追って向かうことを「紅葉狩り」と言いました。
「紅葉狩り」は、どこまでも自然美を追っていきたいとする日本人の心情に合い
能や歌舞伎、長唄などでも演じられるようになりました。

肌寒(はださむ)
秋も深まり冷気が肌に寒く感じられることです。
この頃には日中は暖かいのに夜になると寒くなります。
また、この秋の半ばから末にかけての寒さを「漸寒(ややさむ)」といい
この「漸(やや)」は、次第にとか徐々にという意味になります。
また、何となく寒かったり、わけもなく寒いのが「そぞろ寒(そぞろさむ)」。
さらにどことなく寒いという風に、寒さを特定できない寒さを
「うそ寒(うそさむといい、「うそ」は「薄」から転じた接頭語で
「うすら寒い」という感じの言葉です。
どれも深まる秋の寒さを表しています。

aflo_iryb002054.jpg
 
10月の暮らし
運動会/紅葉狩り/ 秋祭り
栗ご飯/読書/いわし雲/スポーツ  
菊人形/新米/秋の七草/月待ち

10月の花  
秋桜(コスモス)/金木犀(キンモクセイ)/あざみ/けいとう
りんどう/マリーゴールド/白詰草(しろつめくさ)
 
旬の食材
かぼちゃ/しめじ/くわい/松茸/栗/柿  
鰆(さわら)/鰹(かつお)/秋刀魚(さんま)

時候の挨拶
秋涼の候  清秋の候  秋雨の候  寒露の候  秋晴の候  
紅葉の候  錦秋の候 秋冷の候  菊薫る頃  秋たけなわの頃  
清秋のみぎり  日増しに秋も深まり  
稲も豊かに実り 秋色もようやく濃くなって参りました
秋の味覚が楽しみな季節になりました

aflo_ngfa002699.jpg

 「十月・神無月」 関連記事
http://rosymoon.blog.fc2.com/blog-entry-524.html
http://rosymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-494.html
http://rosymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-187.html
http://rosymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-163.html
http://rosymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-258.html
http://rosymoon.blog35.fc2.com/blog-entry-460.html

Blog Ranking月彩 人気ブログランキング【ブログの殿堂】 blogram投票ボタン


Twitterボタン
Twitterブログパーツ

http://smimaker.com/ui/images/design07.png) repeat; border: 2px solid #cccccc ; width: 200px; display: inline-block; line-height: 0;">
ソーシャルメディアアイコンメーカー
facebooktwitterrss


関連記事
スポンサーサイト

タグ:十月 神無月

Designed by Akira.
Copyright © 月彩 Tsukisai...* All Rights Reserved.