月彩 Tsukisai...*

歳時記・旧暦・季節暦・美し和言葉・暮らし雑学…☾*

九月(長月・ながつき)

長月
長月(ながつき)は、夜がだんだん長くなるから「夜長月」
あるいは、「稲刈(いなかり)月」、「稲熟月(いなあがりづき)」を略して
「なが月」といわれています。

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旧暦の九月は、秋の最後の月にあたるので
「晩秋」「窮月」(きゅうげつ)「暮秋」(ぼしゅう)「残秋」「末秋」などと呼ばれています。
最も一般的なのは「長月」で、秋も深くなると日がくれるのも早くなり
長時間にわたって美しい月が見られるので、この名が付いたと言われています。

他に、菊の花が咲き誇る月なので、「菊月」 「菊開月」(きくさきづき)、
また、紅葉の季節に入ってくるので「紅葉月」(もみじづき)とも呼ばれています。
菊や紅葉もさることながら、九月の空は澄みきって特に月が美しく感じられる月で
満月の十五夜には古くから「お月見」をする風習が行われていたことから
「祝月」(いわいづき) 「詠月」(ながめづき) 「寝覚月」(ねざめづき)などの名称もあります。

季節:仲秋(ちゅうしゅう) ※白露から寒露の前日まで。

長月(ながつき )、菊月 (きくづき・きくげつ)、小田刈月(おだかりづき)、
季秋(きしゅう)、紅葉月(もみじづき)、色取月(いろどりづき)、
玄月(げんつき)、寝覚月(ねざめづき)、陰月(いんげつ)、
菊見月(きくみづき)、涼秋(りょうしゅう) など

9月は実りを迎える季節であると同時に、台風が到来する季節でもあります。
暴風雨は稲作に深刻な被害をもたらします。
初秋の年中行事には、平穏な気象を願う気持ちが込められています。

■ 二十四節気

● 白露
今年は9月8日にあたります。朝夕が少し涼しくなり、秋がゆっくりと近づいてくる頃です。
残暑見舞いは、この白露の頃までに出すものとされています。

白露

・草露白(くさのつゆしろし)9月7日頃
草に降りた露が白く光って見える頃。朝夕の涼しさが際立ってきます。

・鶺鴒鳴(せきれいなく)9月12日頃
せきれいが鳴き始める頃。せきれいは日本神話にも登場し、別名は「恋教え鳥」。

・玄鳥去(つばめさる)9月17日頃
燕が子育てを終え、南へ帰っていく頃。来春までしばしのお別れです。

● 秋分
今年は9月23日にあたります。春分の日と同じく、昼と夜の長さが等しくなる日です。
中秋の名月もこの頃です。

秋分

・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)9月23日頃
雷が鳴らなくなる頃。春分に始まり夏の間鳴り響いた雷も、鳴りをひそめます。

・蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)9月28日頃
虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃。冬ごもりの支度をする時期です。

・水始涸(みずはじめてかるる)10月3日頃
田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃。井戸の水が枯れ始める頃との説も。

■ 時候の言葉

・上旬 (初秋・新秋・新涼)の(候・みぎり)
・中旬 (白露・爽秋・涼風・秋晴)の(候・みぎり)
・下旬 (秋冷・孟秋)の(候・みぎり)

・季節の言葉……敬老の日・秋の長雨・夜長・秋の雲・秋刀魚
            彼岸花・金木犀・秋桜(コスモス)・萩・茄子・梨・柿

■ 9月に開花する花
・ キク
・ キキョウ
・ ヒガンバナ

彼岸花

■9月の行事・暦(2016年・平成28年)

7日(水)白露

二十四節気「白露(はくろ)」
9月8日頃(2016年は9月7日)。および秋分までの期間。
太陽黄径165度。処暑から数えて15日目頃。この日から仲秋になります。
草の葉に白い露が結ぶという意味。
夜の間に大気が冷え込み、草花に朝露が宿ることから名づけられたのでしょう。
野には薄の穂が顔を出し、太陽が離れていくため空が高くなるなど
本格的な秋の到来を感じられる頃です。
日中はまだ暑さが残りますが、朝夕の涼しさの中に肌寒さも感じ始めます。

9日(金)重陽の節句

重陽(ちょうよう)の節句
9月9日。「九」という陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。
昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の極である9が重なる9月9日は
大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして
邪気を払い長命を願うという風習がありました。
日本には平安時代の初めに伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。
菊の節句、菊の宴とも言われています。
収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」としてお祝いをしていました。
今も、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など
各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。

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15日(木)十五夜

十五夜
旧暦の8月15日、新暦では9月の中旬(2016年は9月15日)。
お月見、名月、中秋の名月、芋名月とも呼ばれます。
中国では、唐の時代から中秋の名月を鑑賞する風習があったようです。
日本では平安時代の貴族の間に取り入れられ、次第に武士や町民に広まりました。
昔は、月の満ち欠けにより月日を知り、農事を行いました。
十五夜の満月の夜は祭儀の行われる大切な節目でもあったようです。
満月に見立てたお団子と魔除けの力があるといわれるすすきをお供えします。
日本では昔から、同じ場所で十五夜と十三夜の両方を観賞する風習が一般的です。
どちらか一方だけ観賞するのは「片見月」といって忌まれていたからです。
今は、十三夜は十五夜に比べてあまり一般的でないようで
十三夜の頃に月見団子を販売していない和菓子屋さんもあるようです。
でも、両方の月を愛でるのは、日本独特の風情ある風習ですから
ぜひどちらの月も楽しんでみてください。

※旧暦の8月15日を「中秋の名月」と呼びますので、必ずしも満月の日とは限りません。
むしろ、満月でないことの方が多いです。

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19日(月・祝)彼岸の入り 敬老の日

彼岸(ひがん)
春分・秋分の前後3日を合わせた7日間。

2016年は
春の彼岸:3月17日~23日
秋の彼岸:9月19日~25日
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」、
真ん中にあたる春分・秋分を「彼岸の中日(ちゅうにち)」といいます。

仏教では、私たちの住む世界をこちらの岸、三途の川(さんずのかわ)を挟んで
ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸と考えられていて
こちらの岸を「此岸(しがん)」あちらの岸を「彼岸」といいます。
この極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む
春分・秋分にお墓参りや先祖供養を行うようになりました。
これは仏教にはない習慣で、日本独自のものです。
中日に夕陽を拝むと功徳があるといわれています。
お寺では、この期間「彼岸会(ひがんえ)」の法要が営われます。

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敬老の日
9月19日(2016年・平成28年)※9月の第3月曜日。
多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日。

元々は1954年に「としよりの日」という名前で制定されました。 
でも、この名前はちょっとひどいですよね。やはりそういう声が上がったらしく
1964年に「敬老の日」 に改められ、2003年からはハッピーマンデーの一環で
9月の第3月曜日になりました。本当に老人の方々を敬愛する思いがあるのなら
連休にするため、年によって移動するような定め方ではなく
きちんと日にちを定めるべきだと思うのは私だけでしょうか。
今はとても若々しくはつらつとした元気なお年寄りが多く
「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼びかけるのをためらうことも。
敬老の日のお祝いをするタイミングって結構難しいですね。

22日(木・祝)秋分 秋分の日

二十四節気「秋分(しゅうぶん)」
9月23日頃(2016年は9月22日)。
および寒露までの期間。太陽黄径180度。
白露から数えて15日目頃。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道が
ちょうど交差したところが黄径0度。
秋分とは、太陽が黄径180度(秋分点)を通過するときのこと。
春分と同じく、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
太陽が極楽浄土があるという真西に沈むことから
亡くなった人をしのぶ日とされています。

春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
※春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、この日を境に寒さが増してきます。

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【防災の日/9月1日】
1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れないという意味と
この時期に多い台風への心構えの意味もこめて
1960年(昭和35年)に制定されました。
この日に地震や災害に備えて、避難訓練が多くの場所で行われます。
また非常時に備えて防災用品などのチェックもこの時期にしておきたいもの。
(この頃は暦の上では立春から数えて210日、特に「二百十日」と呼びます。
丁度稲の開花時期にあたり強風が吹き荒れることに注意を促したものといえます)
制定の前年には伊勢湾台風が襲来していました。

●二百十日(にひゃくとおか) 
9月1日頃。立春から数えて210日目。 

この時季は稲が開花・結実する大事なときですが
台風が相次いで襲来し、農作物が被害を受けてしまうことがよくあり
厄日とか荒れ日などといわれています。一つの目安として警戒を呼びかけていたようです。
立春から数えて220日目の二百二十日も厄日と考えられています。

二百十日は伊勢の船乗りたちが長年の経験によって凶日としたといわれていて
雑節として暦に記載されたのは江戸時代で、八十八夜とほぼ同じ頃です。
先人たちの経験に基づいた生活の知恵が暦となっているのです。


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